其实也是老师推荐给我的这个公众号,我就试着读了一下。 希望大家指点指点,献丑了*.*
我读的版本:“https://www.ximalaya.com/thirdparty/player/sound/player.html?id=283548799&type=red”
雪国
川端康成
朗读者:Heirito
BGM:悲鸣交响曲
国境こっきょうの長ながいトンネルを抜ぬけると雪国ゆきぐにであった。夜よるの底そこが白しろくなった。信号しんごう所じょに汽車きしゃが止とまった。
穿过县界长长的隧道,便是雪国。夜空下一片白茫茫。火车在信号所前停了下来。
向むこう側がわの座席ざせきから娘むすめが立たって来きて、島村しまむらの前まえのガラス窓まどを落おとした。雪ゆきの冷気れいきが流ながれ込こんだ。娘むすめは窓まどいっぱいに乗のり出だして、遠とおくへ叫さけぶように、「駅長えきちょうさん、駅長えきちょうさん」
一位姑娘从对面座位上站起身子,把岛村座位前的玻璃窗打开。一股冷空气卷袭进来。姑娘将身子探出窗外,仿佛向远方呼喊似的喊道:“站长先生,站长先生!”
明あかりをさげてゆっくり雪ゆきを踏ふんできた男おとこは、襟巻えりまきで鼻はなの上うえまで包つつみ、耳みみに帽子ぼうしの毛皮けがわを垂たれていた。
一个把围巾缠到鼻子上,帽耳耷拉在耳朵边上的男子,手拎提灯,踏着雪缓步走来。
もうそんな寒さむさかと島村しまむらは外そとを眺ながめると鉄道てつどうの官舎かんしゃらしいバラックが山裾やますそに寒々さむざむと散ちらばっているだけで、雪ゆきの色いろはそこまで行いかぬうちに闇やみに飲のまれていた。
岛村心想,已经这么冷了吗?他向窗外望去,只见铁路人员当做宿舍的临时木板房,星星点点地散落在山脚下,给人一种冷寂的感觉。那边的白雪,早已被黑暗吞噬了。
「駅長えきちょうさん、私わたしです、御機嫌ごきげんよろしゅうございます」
“站长先生,是我。您好啊。”
「ああ、葉子ようこさんじゃないか。お帰かえりかい。また寒さむくなったよ」
“呦,这不是叶子姑娘吗?回家呀?又是大冷天了。”
「弟おとうとが今度こんどこちらに勤つとめさせていただいておりますのですってね。お世話せわさまですわ」
“听说我弟弟到这里来工作了,我要谢谢您的照顾。”
「こんなところ、今いまに寂さびしくて参まいるだろうよ。若わかいのに可哀想かわいそうだな」
“在这种地方,早晚会寂寞得难受的。年纪轻轻,挺可怜的。”
「ほんの子供こどもですから、駅長えきちょうさんからよく教おしえてやっていただいて、よろしくお願ねがいいたしますわ」
“他还是个孩子,请站长先生常指点他,拜托您了。”
「よろしい。元気げんきで働はたらいてるよ。これからいそがしくなる。去年きょねんは大雪おおゆきだったよ。よく雪な崩だれてね、汽車きしゃが立往生たちおうじょうするんで、村むらも炊出たきだしがいそがしかったよ」
“行啊。他干得很带劲,往后会忙起来的。去年也下了大雪,常常闹雪崩,火车一抛锚,村里人就忙着给旅客送水送饭。”
「駅長えきちょうさんずいぶん厚着あつぎに見みえますわ。弟おとうとの手紙てがみには、まだチョッキも着きていないようなことを書かいてありましたけれど」
“站长先生好像穿得很多,我弟弟来信说,他还没穿西服背心呢。”
「私わたしは着物きものを四よん枚まい重がさねだ。若わかい者ものは寒さむいと酒さけばがり飲のんでいるよ。それでごろごろあすこにぶっ倒たおれてるのさ、風邪かぜを引ひいてね」駅長えきちょうは宿舎しゅくしゃの方ほうへ手ての明あかりを振ふり向むけた。
“我都穿四件了。小伙子们遇上大冷天就一个劲儿地喝酒,现在一个个都得了感冒,东歪西倒地躺在那儿啦。”站长向宿舍那边晃了晃手上的提灯。
「弟おとうともお酒さけをいただきますでしょうか」
“我弟弟也喝酒了吗?”
「いや」
“这倒没有。”
「駅長えきちょうさんもうお帰かえりですの?」
“站长先生这就回家了?”
「私わたしは怪我けがをして、医者いしゃに通かよってるんだ」
“我受了伤,每天都去看医生。”
「まあ。いけませんわ」
“啊,这可太糟糕了。”
和服わふくに外套がいとうの駅長えきちょうは寒さむい立話たちばなしをさっさと切きり上あげたいらしく、もう後姿うしろすがたを見みせながら、「それじゃまあ大事だいじにいらっしゃい」
和服上罩着外套的站长,在大冷天里,仿佛想赶快结束闲谈似的转过身来说:“好吧,路上请多保重。”
「駅長えきちょうさん、弟おとうとは今いま出でておりませんの?」と葉子ようこは雪ゆきの上うえを目め探さがしして、「駅長えきちょうさん、弟おとうとをよく見みてやって、お願ねがいです」
“站长先生,我弟弟没来吗?”叶子用目光在雪地搜索,“请您多多照顾我弟弟,拜托啦。”
悲かなしいほど美うつくしい声こえであった。高たかい響ひびきのまま夜よるの雪ゆきから木こ魂だまして来きそうだった。
她的话音优美而又近乎悲凄。那嘹亮的声音久久在雪夜里回荡。
汽車きしゃが動うごき出だしても、彼女かのじょは窓まどから胸むねを入いれなかった。そうして線路せんろの下したを歩あるいている駅長えきちょうに追おいつくと、「駅長えきちょうさあん、今度こんどの休やすみの日ひに家いえへお帰かえりって、弟おとうとに言いってやって下くださあい」
火车开动了,她还没把上身从窗口缩回来。一直等到火车追上走在铁路边上的站长,她又喊道:“站长先生,请您告诉我弟弟,叫他下次休假时回家一趟。”
「はあい」と、駅長えきちょうが声こえを張はり上あげた。
“行啊。”站长大声答应。
葉子ようこは窓まどをしめて、赤あからんだ頬ほおに両手りょうてをあてた。
叶子关上车窗,用双手捂住冻红了的脸颊。