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未來預報/乙一(自翻向)


psycho

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大家好,我又來開坑了!!!!

不知道能不能在文學區發非原創的東西,如果不允許的話自刪

這次我想開一個新坑,翻譯乙一的未來預報。

喜歡看推理小說的應該也知道乙一這個作家,輕小說作家出身後來卻步步上升。

他的作品在我看來,是絕望中又有治癒的感覺(?)

可能和他本身性格有關吧。

未來預報這個短篇小說我也非常喜歡。雖然我現在日語不是很好也想自己嘗試著翻譯一下。

我會把原文拿出來對比,請各位dalao糾正我!

 

 

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未来予報 あした、晴れればいい。

未來預報

明天,如果是晴天就好了。

 

1

その十年間は僕の人生にとって非常に重要 な時期だった。といっても、僕は難しい事件を解決したわけでも、困難な冒険《ぼう けん》をしたわけでもない。ただ、だらだ らと何もない日々をすごしていただけなの だ。だから、きっとこの十年間の僕の人生 を聞き終えた人の多くは、くだらない話だ った、聞いて損した、と思うだろう。

 

1

那十年是對我的人生來說非常重要的時期。雖說如此,我並沒有解決什麼重大事件,也沒有經歷過困難的冒險。我只是在碌碌無為地消磨那段無聊的日子。所以我覺得,聽完我這十年的人生的人,大多都會覺得無聊至極而大呼上當。

 

今は、すべてが終って思い出話として人に 聞かせることができるけど、当時だったら だれにもこんな話はできなかった。十年前 の僕は、まるで恐《こわ》いものなしとい う勢いで何も考えずに遊んでいたし、数年 前の僕は、激しく自分の生き方について後 悔《こうかい》していた。

 

現在,因為一切已經結束了,我也可以把這事情當作往事告訴別人。不過,當時的話,我卻無法對人提起。十年前的我,像是毫无畏惧似的,什麼也不思考,只是一直在玩,然而,數年前的我,對自己之前過分的生活方式產生了強烈的懊悔。

 

でも、かわらずにいつも考えつづけたこと がひとつだけある。それは、彼女のことに 他《ほか》ならない。

 

不過,無論如何,我心裏始終不變地想念著一個人, 那個人,就是「她」。

 

小学生のとき、家のある位置というのは、 ひどく重要なものだった。例えば、学校で 行事があるときなどは地区ごとにグループ 分けされたし、登校や下校する際の通学路 が同じなので、家が近所の生徒とは道すが らどうしても顔を合わせることになる。

はっきり言えば、僕と清水《しみず》は家 が近いというだけで何の接点もなかった。 僕にしろ、彼女にしろ、教室で目立つよう な生徒ではなかったし、通常時はほとんど 話をしなかった。

小さなころから清水のことは知っていた。 本が好きらしく、たいていいつも図書館の 本を持ち運ぶための袋《ふくろ》を左手に 提《さ》げていた。しかし、仲が良かった わけではないのだ。彼女は体が弱くて、と きどき、学校を休んだ。そんなとき、僕は下校の途中《とちゅう》、給食に出た清水 の分のパンを彼女の家に持って行かなくて はならなかった。

 

小學的時候,家住哪裡是非常重要的一件事。 例如,學校在舉行什麼活動之類的,學生會根據地區的不同分組,由於上學放學路線相同, 總能和家附近的學生碰面。

明確來說,我和清水,除了家比較近之外也沒有其他的關係。無論是我,還是她,都是教室裡那種不起眼的學生,平時幾乎不講話。 

從小的時候,我就認識清水了。她好像很喜歡看書,平日裡她一直左手提著一個裝書袋子,書是從圖書館借來的。但是,我們的關係並不很好。她的身體非常弱,時不時就休學。那個時候,我就會在放學的時候,必須把分配到她的麵包給她送去。

 

僕の通っていた小学校の給食は、給食セン ターに注文して配達してもらっていた。一 日おきに、ごはんとパンが入れ替《か》わ り出る。パンのときは、たいてい食パンか コッペパン、たまにぶどうパンやクロワッ サンが出されるのだが、かならず一個ずつ ビニールに包装されている。

欠席者がいると、その分が余る。そのパン は、欠席者の家までだれかが届けなくては ならない。そのだれかというのは、たいて いの場合、欠席者と家が近いクラスメイト である。つまり、清水が学校を休んだ場合、 僕が配達の係に任命されるわけだ。

十年前のその日、朝から雨が降り続き、僕 は傘《かさ》をさして帰途《きと》につい ていた。空から落ちてくる水滴《すいてき》 の群れは住宅地の隅々《すみずみ》まで洗 い流し、アスファルトのへこみには水溜《み ずたま》りができていた。僕の靴《くつ》 は歩いているうちにすっかり濡《ぬ》れて おり、傘なんてものは到底《とうてい》、 足元さえカバーできないのさと考えてい た。傘というやつが嫌《きら》いだった。 これを支えておくのに手をひとつ以上、使 わなくてはならない。しかも風が吹《ふ》 くと飛ばされそうになる。これなら濡れて 帰った方がましだとすら思うことがあっ た。僕がいかに傘を憎《にく》み、この世 から抹殺《まっさつ》したいと感じている か、到底、他人にはわかるまい。そんなこ とを考えながら僕は歩いていた。

あと五分も歩けば自分の家にたどり着くと いうとき、とある家の前に、黄色い傘をさ した子が立っていて、背中に赤いランドセ ルを背負っていた。清水だった。彼女は不 安そうにその家を見上げていた。

 

我們就讀的小學的食物,是在伙食中心訂購以及發放配送的。他們隔天供應米飯或者麵包,通常是方包或者紡錘形麵包,偶爾也會有葡萄乾麵包或者是可頌,然後每個都用塑料袋包裝起來。

如果有同學缺席的話,他的那部分就會余留下來,必須要有人把他的部份送到他家。而這個人基本上都是缺席的同學家附近的同學。所以說,清水在休學的期間,我被要求來送麵包給她。

十年前的那天,雨從早上開始,一直在下。我撐著傘走在歸家路上,從天而降的無數水滴,清洗著這片住宅地的每一個角落。柏油地上的凹陷處形成了水洼。我的鞋子在走路的時候已經完全濕掉了。 我覺得傘這個東西,甚至沒辦法保護到我的腳。所以我很討厭傘。為了撐傘,沒辦法使用雙手。而且風吹起來的時候傘就好像要飛走了一樣。如果這樣下去,不如濕著回家好了,我這麼想著,然後繼續走。

還有五分鐘的路程我就到自己家的時候,我發現,在某戶人家面前,有一個撐著黃色傘的人站著,背著紅色的書包。

那是清水。她很不安的模樣,一直抬頭看著那戶人家的房子。

 

その家は普通《ふつう》の一軒家《いっけ んや》で、スタンプを捺《お》したように 周辺には同じような建物が並んでいた。そ こが、今度、うちのクラスに転校してきた 男の子の家だということは、母に聞かされ て知っていた。

《ふるでら》直樹《なおき》。それが そいつの名前である。しかし、まだ実際に 会ったことはなく、どんな顔なのかも知ら なかった。なぜなら、その日から学校にく るはずだった彼は、欠席して顔を見せなか ったからだ。

そのことを考えて、なぜ清水が彼の家の前 にいるのかがわかった。彼女は、先日|越 《こ》してきたばかりの男子の家にパンを 持っていくよう、先生に言い渡《わた》さ れていたのだろう。でも、僕はわからない ふりをして声をかけた。

 

那戶人家只是很普通的獨立房屋,像蓋印章一樣周圍排列著同樣的建築。從母親那裏得知,住在那戶人家裡的是我們學校剛轉校過來的男孩子。

古寺直樹。這就是他的名字。不過我們還沒有實際見面過,所以不知道他長什麼樣子。至於為什麼呢,是因為,自他轉學以來他就沒有上過學,一直缺席。所以我沒有看見過他的模樣。

這麼一想,我知道清水為什麼站在他家門口了。她一定是被老師拜託給他送麵包了吧?但是,我裝作什麼都不知道的樣子上前搭話。

 

「何しとる?」

彼女は振《ふ》り返って僕を見ると、ほっ としたような顔をした。

「パンを持ってきたの」

どうやら彼女は、一人でチャイムを鳴らし て家を訪ねるのが恐く、門の前で心を落ち 着けていたらしい。そう彼女が説明したわ けではないが、そう理解した。

「うりゃ」

僕はそう言いながら勝手にチャイムのボタ ンを押した。あ、と清水が小さく口にした。

門の前にいながら、家の中で電子音が鳴り 響《ひび》くのを聞いた。やがて玄関《げ んかん》を開けたのは、僕と同じくらいの 年代の子供だった。彼が古寺直樹本人であ ることは、すぐにわかった。僕の後ろで、 清水が微妙《びみょう》に緊張《きんちょ う》するのを感じ取った。

 

「你在做什麼呢?」

她回過頭來,看到是我,像鬆了一口氣。

「我是來送麵包的。」

總覺得她是因為不敢一個人按門鈴拜訪別人家,所以就在門前讓自己先冷靜下來。雖然她沒有說出來,不過我是這麼理解的。

「這樣。」

我一邊說,一邊自作主張地按下了門鈴的按鈕。啊,清水不禁輕呼。

站在門前也可以聽到家裏電子音的響聲。沒過多久,玄關被打開了,是一個和我差不多年紀的孩子。我立刻就知道他就是古寺直樹本人。同時,我能感覺到在我身後的清水有點緊張。

 

「だれ?」

彼は首をかしげ、門を挟《はさ》んで向か い合っている僕と清水に声をかけた。僕は 背が高い方だったが、同い年で古寺ほど大 きな子を見たことがなかった。そのくせ、 肩幅《かたはば》はほそく、まるで木の棒 である。眼鏡《めがね》をして、顎《あご》 が尖《とが》っていた。学校を休んでいる ので病気なのだろうと思っていたが、顔色 はよさそうに見える。

「パンを持ってきた。給食にパンの出る日、 欠席した人の家にパンを持っていく決まり なんだ」

本当は、パンを持ってきたのは僕ではなく て清水なのだが、面倒《めんどう》なので そう説明した。すると、彼は僕が何者かを 理解したらしい。苦笑《くしょう》するよ うな声を出した。

「小学校に頭のおかしいルールがあるの は、どの地方に行っても同じなんだな」

 

「是誰啊?」

他歪著頭靠著門向我們問道。我已經可以算是個子很高的了,不過像古寺一樣這麼高大的,同齡中也沒有見過。可是,他的肩寬很窄,像根木棒一樣。他戴著眼鏡,下顎很尖。我本來以為他是因為生病而休學,但看起來他臉色很好的樣子。

「我們是來給你送麵包的。學校規定了在發放麵包的日子,必須要去缺席的學生家送麵包。」

本來其實,送麵包的不是我而是清水,不過為了避免麻煩就這麼解釋了。然後,他好像明白了我們到底是誰。苦笑著說道。

「小學裡總有一些奇奇怪怪的規矩,這個無論是在哪裡都一樣啊。」

 

彼の父親は各地を転々と移る職業について いる。そう母と父の世間話で聞いていた。 そのために引越しを繰《く》り返し、今も また一時的に僕と同じ小学校に所属してい るだけなのだ。

古寺は手招きして玄関へ入るようにという 仕草をした。僕は門を抜《ぬ》けてステッ プを上がり、忌々《いまいま》しい傘をた たんだ。後ろを見ると、清水が門の前で立 ちすくんだままだった。

「来なよ、パンを渡すんだろ」

僕が促《うなが》すと、彼女は頷《うなず》 きながらあわてて玄関にいる僕のそばへき た。黄色い傘をたたみ、ガチャガチャとせ

わしなく水滴のついたランドセルからパン を取り出そうとする。それを古寺が止めた。

 

我是從父母的閒談中聽說,他父親因為調職所以他們家一直搬家。如果因為那樣要不停搬家的話,就算現在和我一間小學也只是暫時的吧。

古寺向我們招招手讓我們進玄關。我穿過門上了台階,把令我討厭的傘收了起來。往後一看,清水還是呆呆地站在門口。

「過來呀,不是來送麵包嗎?」

在我的催促下,她點點頭,慌張地過來玄關站到了我的身邊。她收起了黃色的傘,匆匆地從沾滿雨滴的書包中取出麵包,古寺制止了她。

 

「まあ、家に上がってけ」
「あ、でも、用事はすぐに済むし」

僕はそう言った。そもそも自分には関係の ない用事なのだし。

「おもしろいものを見せてやるからさ」

古寺は妙に機嫌《きげん》が良《い》い声 で僕と清水の手を引っ張った。

靴を脱《ぬ》ぐとき、清水はさすがに躊躇 《ためら》った。

「や、やっぱり帰る......」

しかし、古寺はまるで昔からの友人のよう に強引な態度で階段を上らせたのだ。

 

「哎呀,總之先進來吧。」

「啊不用了,也沒有什麼事情。」

我這麼說道,本來這件事就和我一點關係也沒有。

「我給你們看一個有趣的東西。」

古寺用愉快的聲音,拽著我倆的手說道。

在拖鞋的時候,清水還是猶豫了。

「我⋯⋯我還是回去好了⋯⋯」

但是,古寺像我們的老朋友一樣,強硬地把我們推上樓梯。

 

(未完)

 

今天,就先翻譯到這裡吧!全手打好累我已經廢了=  =

ummmm不定時更新接下來的章節~

,由psycho修改
注释
白い風 白い風 10.00节操 开的是天坑呢
铃Beru 铃Beru 20.00节操
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未來預報/第二章

 


 

 

古寺の部屋は殺風景で、ほとんど家具らしいものはなかった。ベッドと机、テレビがあるだけだ。古寺はどこかから座布団を三枚、用意して、フローリングの床に並べた。僕と清水はそこに座らされた。隣にいる清水の微妙な緊張が、空気を伝わり、雨で冷えた僕の腕に届いた。

 

「おまえ、名前は? クラスが一緒なんだろ?」

 

古寺が僕にたずねる。そこで僕は、自分と 清水の二人分、名前を紹介し、家が近所であることを説明した。

 

「今日から学校にくるって聞いてたけど、 なんでこんかった? 病気?」

 

「別に。面倒くさかったから、行かなかった」

 

 

古寺的房間非常簡陋,除了床,桌子還有電視機之外,幾乎沒有什麼家具。這時,古寺不知道從哪裡拿出了三張坐墊,鋪在地板上,示意我和清水坐上去。在我身旁的清水,身上的緊張感通過空氣,滲入我被雨淋濕而冰冷的手腕裡。

 

「你的名字叫什麼?我們是一個班的對吧?」古寺向我聞道。於是我就把,我和清水的名字以及家住附近的情況與他說明了一下。

 

「我聽說你今天要來學校的,為什麼不來?生病了嗎?」

 

「嗯⋯⋯也沒什麼。只是覺得很麻煩,所以沒去。」

 

 

すぐに転校することがわかっている彼にとって、学校はその程度のものだったのだろう。でも、僕は普通の子供だったので、面倒という理由で学校へ行かない彼がひどく不良じみて格好よく思えた。

 

それにしても、彼は何の魂胆があって僕たちを部屋に上げたのだろう。 初対面なのに。困惑していると、彼は楽しそうに一冊のノートを取り出した。

「おまえを部屋に上げたのは他でもない。 これを見せるためだ。いいか、驚けよ」

 

乱雑に扱われているようで、それは汚らしかった。古寺はその真ん中あたりのページを開けた。鉛筆でたった三行だけが贅沢にページの中ほどへ記されている。

 

 

大概是他知道馬上就要轉學,對他來,學校就只是那麼一回事吧。而我那個時候只是個普通的小孩,我覺得因為麻煩而不去學校的他,有一種不良少年的帥氣感。

 

而且,他到底是哪來的膽量來邀請我們到他的房間裡?我們可只是初次見面而已。在我困惑的時候,他拿出了一本筆記本,表情很愉快。

 

「邀請你們進我的房間不為別的,就是為了給你們看看這個。你們一定會大吃一驚的。」

 

那本筆記本像被隨便亂放以至於非常破舊,而且很髒。古寺翻到大約中間的某一頁,我看到那頁中,只有三行的鉛筆字跡,奢侈地被記錄在那頁的中央。

 

 

一行目に、ほぼ一年前の日付。二行目には、 今日の日付。三行目には、ある有名人の名前が書かれている。その名前には見覚えがあった。最近まで人気番組の司会をしていたが、癌であることがわかり、ふた月ほど前から治療のために入院している人だった。その人の番組は、 現在、別の司会者で放送されている。

 

だからどうした。意味がわからない。古寺 を見ると、彼はテレビのリモコンを握り締め、にやり、と笑った。

 

 

第一行写的大概是一年前的某個日期,第二行寫的是今天的日期,第三行寫的是某位知名人士的名字。那個名字彷彿在哪裡見過,好像是一個很有人氣的節目的主持人。不過好像因為患了癌症,他在兩個月前就住院治療了,現在那個節目的主持人已經被替換成別人。

 

所以怎麼了?我完全不明白。我看向古寺,他手上握著電視機的遙控器,輕輕地笑了一下。

 

 

「おまえら、学校に行ってたから知らんだ ろ」

 

そう言って、テレビの電源を入れた。ニュースをやっていて、リポーターが何か深刻な表情でしゃべっている。やがてそれが、とある有名人の死を告げる報道だというこ とに気づく。

 

亡くなった有名人とは、古寺のノートに書かれている有名人と同一人物であ る。

 

「今日の昼にな、死んだらしい。な、おもしろいだろ」

他人の死をおもしろがるなんて、不謹慎なやつめと思った。

 

「......この日付はなに?」

 

それまで黙りこんでノートを見ていた清水が、はじめて声を出した。ノートに書かれた三行のうち、一行目を指差していた。

 

 

「你們去上學了,所以還不知道吧?」

 

說罷,他打開了電視。電視正在播報著新聞記者一臉嚴肅地報導著。不一會,我發現報導的是某名人的死訊。

 

那個死去的名人,正是古寺筆記本上所記載的那個人。

 

「好像是今天中午死的,你看,很有趣吧?」

 

對他人的死感到有趣什麼的,真是個輕率的傢伙。我心想。

 

「⋯⋯這個日期是什麼?」

 

一直默默看著筆記本的清水第一次發聲。她指著筆記本三行字中的第一行問道。

 

 

いいことに気づいたな。古寺はそう言いたそうな顔をした。

 

「一行目の日付は、そのページの文書を書いた日だ」

 

「え? それじゃあ、一年前にこれを書いていたの......?」

 

古寺は頷いた。

 

一瞬、僕たちは黙りこんだ。 それでも僕には、何のことか意味がわから なかったのだ。しかし清水は目を丸くしてノートと古寺、それとテレビを見比べてい た。

 

「どうかしたの?」

 

僕がたずねると、清水は座布団から立ち上 がりそうな勢いで僕を振り返った。

 

「一年前は、まだ癌だってこともわかってなかったのに!」

 

古寺は、あらかじめ今日のニュースを知っていて、一年前にこのノートを書いた。つ まり未来に起こることを知っていたのだ。そう、彼女は説明した。

 

「信じないなら別にいいぜ」

 

古寺は言った。

 

一年前にノートを書いたように見せかけて、おそらく、今日、ニュースを見てから 書いたのだろう。ただのインチキだ。僕がそう考えていたのを読み取ったようだ。

 

 

 

古寺擺出了「注意到了啊?」的表情。

 

「第一行的日期是,寫下這些文字的日期。」

 

「誒?所以,你是在一年前寫下這些東西的嗎?⋯⋯」

 

古寺點了點頭。

 

一瞬間,我們倆都沈默了。儘管如此我還是不明白是怎麼一回事。但是清水突然眼睛瞪得圓圓的,用眼神來回對比著筆記本,古寺以及電視機。

 

「你怎麼了?」

 

我一發問,清水突然轉過頭看向我,那氣勢彷彿要從座墊上撲過來一樣。

 

「一年以前,不是還不知道他有癌症這件事嗎?」

 

古寺預測到了今天發生的新聞,在一年前紀錄在了這個記事本中。也就是他知道未來會發生什麼。清水向我解釋道。

 

「不相信的話也無所謂。」

 

古寺道。

 

不過我覺得,說是一年前寫下的,恐怕事實上是今天看了新聞之後才寫下來的吧?只是一耍人的小把戲罷了。不過,古寺好像看透了我的想法。

 

 

「数年前から、未来が時々、見えるようになったんだ。それで、ノートに記録していたわけ」

 

清水が古寺のノートをめくっていた。それを横からのぞく。どのページにも三行から五行程度しか書かれていない。

 

一行目はどれも日付である。そのページを 書いた日を表しているのだと、古寺が説明した。問題は二行目以降で、書かれている ことも様々だった。人名や地名など、ほと んどは単語だけが並んでいる。二行目に日 付が書かれていたのは、今日あった有名人の死のみであるらしい。

 

「これに書かれてあるもの、全部、当たっ ているの?」

古寺は頭を掻いた。

 

「全部、じゃないな。半分くらい。......いや、もっと少ないかも。中には、当たっていても、それを確認できてな いものもあるかもしれない」

 

 

 

「從幾年前開始,我就經常能看到未來。然後,我就把看到的事情都紀錄在了筆記本上。」

 

清水正在翻古寺的記事本,我也在一旁看著。然後我發現每一頁都只寫了三到五行字。

 

每頁的第一行都是日期。古寺那是為了紀錄寫下文字的日期。但問題是,第二行以後,就記載了各種各樣的東西。人名,地名之類的,基本上都是單詞的排列。不過,第二行也紀錄著日期的,好像只有,那個有名人死亡的今天。

 

「這裡面紀錄的,全部,都應驗了嗎?」

 

古寺搖了搖頭。

 

「沒有全部。大概一半吧⋯⋯不,也許更少。裡面也存在一些實現了卻無法確認的。」

 

 

どのページに書かれていることが、いつ、 どのような現実になるのかわからないらしい。なにせ、単語しか記されていないのだ。 今日のものにしろ、「有名人が死ぬ」と書 かれていたわけではなく、ただ名前だけがぽんと記されているのみである。

 

ノストラダムスの予言書。あれを思い出し た。あれもほら、インチキだったじゃないか。曖昧な単語を並べて詩を 作っておき、何か事件が起こると、似たよ うな意味の詩を指して未来が予言されてい たと騒がれていた。

 

「未来を見たと言っても、完璧じゃないんだ。必ず当たるというわけでもない」

 

古寺はそう前置きして、自分の力のことを 『未来予報』と呼んだ。天気予報のように、絶対確実ではないから、そうなのだそうだ。

 

 

 

古寺似乎不清楚哪頁的紀錄會在什麼時候成為什麼樣的現實。畢竟筆記本上只是記載了一些單詞而已。就今天的事情來,上面也只是模糊地紀錄了名字,並沒有明確寫著「有名人會去世」之類的字樣。

 

諾斯特拉達姆斯的預言書。我想起了那個。不過那個,難道不也是騙人的把戲嗎?用曖昧的單詞組成詩句,如果有什麼事件發生了,就指出相似的詩句這個就是前人所給的預言。

 

「雖然我我可以看見未來,不過也不是完美的。不能確定是一定會應驗的。」

 

古寺道,他稱自己的這個能力為「未來預報」。因為他的能力像天氣預報一樣,並不是對準確的。


 

 

 

それからも何度か、学校の帰りに清水と二 人で古寺の家を訪ねた。彼女は一人で古寺の家のチャイムを鳴らすことができないよ うだった。本当にそうなのかとたずねれば 否定しただろうけど、そうじゃないかと思 う。

 

「帰りに古寺くんのところに行く?」

 

学校が終わると、清水がおずおずと僕へ話 しかけてくる。

 

「うん、ひまだし」

 

「私も行っていい?」

 

彼の家の前で待ち合わせをした。そこまで の道のりを二人で歩くという考えは当然、起こらなかった。

 

「未来が見えるときって、暗い夜道にふと 通りすぎる道路脇の看板みたいなものなんだ」

 

古寺は言った。未来が見えるとき、どんな 感じなのか、という問いの答えだった。

 

 

 

從那次以後有幾次,我和清水兩個人在放學的時候就去古寺的家。她好像不願意一個人去按古寺家的門鈴。不過如果我這樣問她的話,得到的答案一定是否定,然而我還是覺得我是正確的。

 

「你回家的時候會去古寺的家嗎?」

 

放學之後,清水便扭扭捏捏地對我道。

 

,反正也很閒。」

 

「我也去可以嗎?」

 

我們約好在他家門前會合。那時候我們從沒有過兩個人一起走到那裡的想法。

 

「我看到未來的時候,就像是在漆黑的夜路上走著不經意地看到路邊一晃而過的招牌一樣。」

 

對於「看到未來的時候是什麼樣的感覺」這個問題,他古寺是如此回答的。

 

 

「それが見えた瞬間、とても不確かで、見間違いかもしれないと思う。でも、それがまた暗闇の中に消えた後、あれはやっぱり未来に起こることなんだって、そう感じるんだ」

 

写真を見たように鮮明な映像 が見えることもあれば、直感的にただの数字の羅列が闇から浮かび 上がることもあるそうだ。

 

ノートのとあるページに、数字とアルファ ベットの混じった文字の羅列がある。十桁ほどの長さだ。

 

「これは何を意味しているんだ? これを書いたとき、どんな未来を見た?」

 

しかし、古寺は肩をすくめただけである。

 

「どんな意味なのかは知らない。ただ、その文字の羅列だけが頭に浮かんだんだ。もしかすると、偽札の番号かもしれないし、一億円の当たる宝くじの番号 かもしれない」

 

彼に言わせれば、その文字列の未来予報は、 あまりできがよくないらしい。もっと調子のいいときは、まるでビデオ撮影した映像を見るときのようにはっきり未来が見えるのだそうだ。ただし、それさえも不確定な未来なのだと、彼は付け加えた。実に曖昧で、役に立たない能力なのだ なと僕は内心で思った。

 

古寺の予報能力が本物なのかどうか、僕には判定できなかった。本物かもしれないし、ただの偶然かもしれない。

 

しかし、清水は信じているようだった。 「もしかして血液型占いとか信じるほうだろ」

 

彼女にたずねてみた。

 

「え、信じてるけど......」

 

当たり前のことを、なんであらためて聞くの? 彼女はそう言いたげだった。

 

しかし残念ながら、ある日、古寺の力がた だのペテンであることを僕は知った。

 

 

 

「看到未來的一瞬間,感覺非常不確定,讓我覺得可能那是我的錯覺吧。但是,當它在黑暗中消失之後,我又覺得那就是未來要發生的事情。」

 

據他,他有看到過一些鮮明的圖像,就像是看照片一樣;也有看到過羅列好的數字,在黑暗中浮現出來。

 

筆記本上某一頁就紀錄著混合了數字和英文字母的文字,大概有十位數那麼長。

 

「這個到底是什麼意思呢?寫下這個的時候,看到的是怎麼樣的未來?」

 

可是,古寺只是聳了聳肩。

 

「我也不知道是什麼意思。只是腦海中呈現出了這些文字的羅列而已。有可能是偽鈔的號碼,也有可能是一億彩票的號碼也不定。」

 

據古寺,這種文字排列著的未來預報是最難預測到的。情況好的時候,能看到就像是攝影機拍下的畫面,能清楚地看到未來。不過,他還補充說,即使這樣那也只是不確定的未來。我心想,未來預報真的是一種虛幻飄渺,沒有什麼用的能力。

 

古寺的預報能力是不是真的我沒辦法判斷。有可能是真事,但也有可能是偶然。

 

然而,清水卻深信不疑。

 

「難道,你也相信血型啊占卜啊之類的嗎?」

 

我試著問她。

 

「是啊,我相信⋯⋯」

 

她好像想「這難道不是理所當然的事情嗎?」

 

但遺憾的是,某一天,我知道了古寺的能力,不過只是個騙局。

 

 

 

「小泉、おまえんち、白い犬を飼うことになるよ。おまえが白い子犬を抱いている映像が、このまえ、眠る前に見えたんだ」

 

でも、実際は白い犬ではなかった。古寺にそう言われた三日後、父が黒色の子犬をもらってきたのだ。

 

確かに、犬を飼いはじめたことを言い当てたには違いない。しかし、これには裏があった。

 

母がこう言った。

 

「古寺さんとこの奥さんに、何日か前、子犬を飼うって話をしたの。できれば白い犬がいいんだけどって......」

 

しかし、父に犬をくれた会社の同僚の家には、白い子犬はいなかった。黒色のものしかいなかった。それで、黒色 の子犬を飼うことになったわけだ。

 

おそらく古寺は、母親からその話を聞いた のだろう。それを利用し、予報したという ことにして犬の話をしたわけである。

 

 

 

「小泉,你們家,會養一隻白色的小狗。前幾天睡覺之前,我看到了你抱著一只白色小狗的影像。」

 

然而,世界上我家的狗並不是白色的。古寺對我這話的三天後,父親帶回來了一隻黑色的狗。

 

的確,他對了我們家會養狗的事情。不過,這其實也有原因的。

 

母親是這樣說的。

 

「前幾天我和古寺先生和他太太說起,我想養一隻小狗。如果可以的話最好是白色的⋯⋯

 

但是,父親同事家裏並沒有白色的小狗,只有黑色的。於是,我們家就飼養了一只黑色的小狗。

 

古寺恐怕就是從他母親那裡聽到這個的吧?然後利用這個,當作預報,告訴我我們家養狗的事情。

 

 

でも、僕はそのことを暴露して 真実を追及することができなかった。真剣に古寺の話を聞いている清水を見ていると、このことを言い出してはいけない気がしたのだ。

 

そして、その日はきた。空は僕好みの曇りで暑くも寒くもなかった。少し風が強く、天気予報では数日後に嵐がくるという話だった。古寺の部屋にある 窓から、家の横に立っている木が見えてい た。それが風のためにしなって音を出す。枝についている葉がばたばたと震えていた。

 

古寺の家は、いつ行っても親がいなかった。 そのために僕と清水は気がねなく足を運ぶことができた。

 

それに、いつも未来予報の話をしていたわ けじゃない。清水は基本的にそこへ興味があったらしいけど、僕たちは無駄な話をたくさんした。古寺がこれまでに移り住んだ土地や、出会った人々、おかしな話。

 

古寺が寄せ書きを見せてくれた。以前にい た学校のクラスメイトたちからもらったも のだそうだ。ただし、古寺は登校拒否をし続けて、それを書いたクラスメイトとは、一度も顔を合わせなかったらしい。僕はそれを見ながら、ふと清水に質問した。

 

 

 

可是,我始終沒有去揭穿事實的真相。看到清水如此認真地聽古寺說話的表情,我就覺得不能把這件事說出來。

 

終於,那一天來了。那一天是我喜歡的陰天,不冷也不熱。風稍微有點大,天氣預報說數日後會有暴風雨來襲。從古寺房間裡的窗口可以看到,房子側邊的數目被吹得東倒西歪,發出很大的聲響。樹枝上的樹葉也吧嗒吧嗒地不停顫抖。

 

每次去古寺的家,他的父母都不在。所以我和清水也可以毫無顧忌地登門造訪。

 

而且,我們也不是總是談論未來預報的話題。雖然對清水來說那是她的興趣所在,不過我們也談論了很多無聊的話題。比如說古寺之前住過的地方,遇到的人和其他有趣的事情之類的。

 

古寺給我看了一封信。他說這個是以前學校的同學送的。不過,因為古寺一直沒有去上學,他和那些同學一次又沒有見過面。我看著那封信,突然問清水。

 

 

 

「そう言えば去年の文集、なんて書いた?」

 

年度末にクラスで文集を作り、そこに将来の夢を書かなくてはならなかった。

 

「私は、絵本作家になりたいって書いた」 彼女は恥ずかしそうに答えた。 

 

「小泉くんは?」 

 

「......それは、教えられないな」 

 

清水は、「ずるい」と口をとがらせた。本当は思い出せなかっただけだった。それが悩みなのだ。将来の夢を聞かれて、 かなりどうしようもなくてきとうなことを書いた気がするのだ。文集なんてくだらな いと思って即座に捨ててしまい、自分が何と書いたのか確認で きない。

 

 

 

「說起來,去年的文集上,你寫了什麼?」

 

年底的時候,我們班裡製作了一本文集,裡面記錄的是每個同學將來的夢想。

 

「我的話,我寫了想當一名繪本作家。」

 

她害羞地回答道。

 

「小泉呢?」

 

「這個嘛⋯⋯我不能告訴你。」

 

清水著嘴說「真狡猾」。其實,我只是想不起來了。我也很苦惱這件事。被問到將來的夢想的時候,我其實有點不知道怎麼寫,於是就乾脆亂寫敷衍了事了。而且我覺得文集什麼的實在是無聊,於是立即扔掉了,所以我沒辦法確認自己到底寫了什麼。

 

 

帰り際、僕と清水が靴を履いて玄関を出たところへ、古寺が見送りに出た。彼は空の一点 を見上げていた。いよいよ風が強くなり、 清水は暴れる髪の毛を押さえてい た。

 

じゃあ、またな。僕がそう言いかけたとき、 古寺の様子がおかしいことに気づいた。流れの速い空の雲を見ていた彼の眼は、 いつのまにか僕と清水に向けられていた。 なおかつはるか遠くにある木星あたりを見 つめるような遠い視線だった。

 

「また未来が見えた......」

 

彼はやがてまばたきすると、視線をはっきりと僕に向けて言った。本当におもしろいことがあったというような笑顔だった。

 

僕は古寺のことをただのうそつきかもしれ ないと考えていたので、話半分に頷いた。

 

「聞きたいだろ?」と、古寺。

 

「別に」と、僕。

 

清水が僕の袖をひっぱった。彼女 の顔を見ると、実に聞きたそうな顔だった。

 

「あのさ」彼は言った。「おまえたち二人、 どちらかが死ななければ、いつか結婚するぜ」

 

 

要回家的時候,我和清水在玄關穿好鞋準備出門,古寺出來送我們。他抬頭看向天空,風越來越大,清水不斷地整理凌亂的頭髮。

 

那麼,再見了。在我與他道別的時候,忽然發現古寺的樣子有些奇怪。看著快速流動著天上的雲的他的眼睛,不知什麼時候看向了我和清水。而且那個眼神顯得那麼遙遠,彷彿在看遙遠的木星。

 

「我又看見了未來⋯⋯」

 

不久,他眨了眨眼,用肯定的視線看著我道,他的臉上掛著「遇到了有趣的事情」的笑容。

 

我想古寺又要騙人了吧?於是我只是半信半疑地點了點頭。

 

「想聽嗎?」古寺

 

「無所謂。」我

 

清水拽了我的衣袖。我看著她的臉,她一副很想聽的表情。

 

是這樣的,」,「你們兩個,如果其中一方沒有死掉的話,就會結婚。」

 

(未完)

 

,由psycho修改
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4 小时前, yellis 说道:

居然是乙一的作品!

大大大大大欢迎啊!!:YangTuo_8:

还附上了原文,何等亲切!

 

看样子是白乙一..吧?别最后再来个剧情反转..

:YangTuo_c:我就不劇透啦,不過這篇的確挺治癒的我覺得

:wn001:這兩天有點忙沒更新,國慶的時候打算窩在家把坑填完

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不知道為什麼日語的粘貼不上來=  =

我就直接貼翻譯好了~

 

我們倆的家很近,從二樓的窗向外看去可以看到對方家的屋頂。也由於我倆住的特別近,我從以前開始就經常被拿來和清水比較。

 

“算數的測試,加奈醬是不是得了班上的第一名?“

 

母親在說起兒子這個住在附近的同級生的時候,總是帶著羨慕的語氣,看我的答案的時候,就只有嘆氣的份,。

 

我沒有和清水一起玩的記憶,也不記得討論了什麼感興趣的共同話題。我們彼此從來都沒有留意過對方。但是古寺那多餘的話卻讓我覺得很不快。

 

我還記得古寺在說完那通讓人困擾的話之後的場景。他說完之後就進了玄關,只留下我倆無言地佇立在強風中。

 

“我說,那傢伙的預報,簡直是胡說八道⋯⋯“

 

我只想說點什麼打破尷尬於是我開口了。清水似乎要快哭出來的樣子,而且她好像沒有聽到我的話,一副神遊的表情,如同一隻觸電的貓看著我,除此之外,沒有任何反應。

 

“回去吧。”

 

這樣子一直站著也不是辦法,於是我用手敲了敲她的鼻尖,她吃了一驚,差點摔倒。清水靜止的時間終於恢復走動了。

 

走了沒幾步,我們便分頭往自己的家走去。從古寺家出來直到分開,我們彼此都沒有說話。不過,我覺得連分別的時候也都沈默,讓人覺得有點寂寞呢。

 

“再見”,我出聲了。

 

清水看著我輕輕點了點頭,然後就跳著跑開了,弄得背上的書包發出“gachangachan”的聲音。

 

雖然在那之前我們也不怎麼講話,但是在聽到古寺的預報之後,可能是因為難為情,我和清水在學校中就互相躲避對方。

 

我不想出現在她身邊。以前在走廊碰到的時候我們會平淡地擦肩而過,但現在卻沒法做到。碰到了也不知道眼睛該往哪裡看才好。

 

古寺依然沒來上學。我已經沒有給他送麵包了,清水卻依舊規規矩矩地給他送東西。

 

有一天,在古寺家的門前,我看到她站在那裡。我立刻知道她是來送東西的。不過,像以前那樣兩個人一起去拜訪古寺家什麼的,現在也不可能了。為了不被她發現,我選擇繞道回家。

 

梅雨過後,夏天來了。

 

我和古寺,經常騎著自行車到處玩。他雖然不去學校,但是他朋友很多。而且不止我們班的同學,還有不同學年的同學,其他小學的學生。甚至還有中學生和高中生。那種高年級的學生對我來說是很恐怖的,但是他卻可以做到親密地和他們輪流喝同一瓶可樂。

 

關於我和清水不講話這件事,古寺好像沒有多大反應。他的表現像是這件事和他沒有關係一樣。他在我面前幾乎沒有提過她,甚至好像忘記了未來預報的事情。

 

雖然我覺得他是個自大妄為的傢伙,我卻沒有指責他。雖然我和清水不再說話確實是他造成的,但是對我來說也不是什麼大不了的事情。本來我們就不是什麼很要好的朋友。只是比之前說的話更少了而已,我的生活也沒有發生什麼變化。

 

快要進入暑假的時候,我和清水也沒有說話。老師有時會因為地區而把我倆分到一組。那個時候我們才會稍微交談幾句。清水也一副什麼都沒有發生的樣子。

 

暑假的某一天,我去了古寺那,他房間裡的空調開得轟隆作響。因為太冷,他裹著毛毯。他覺得如果把溫度調高,就輸了,那種感覺他不喜歡。

 

“小泉,過來看這個。又應驗了!”

 

他把寫著預報的筆記本打開。我看到那頁只寫了三行文字。

 

最上面的大概是一年前的日期,應該是紀錄這幾行字的日期吧。第二行和第三行寫著兩個數字。第二行的數字是“305”,第三行是“128”。我不明白其中的意思。

 

“你沒看新聞嗎?昨天,不是有飛機事故麼?航班號305的大型噴射客機著陸失敗。而且,死傷者有128人。怎樣,很準吧?”

 

“但是,你沒有寫昨天的日期啊。”

 

“我怎麼會連日期也知道啊。”

 

“而且筆記上也沒寫飛機的事情。像這樣的,隨意寫幾個數字的話,總會有什麼新聞應驗的時候啊。”

 

“你啊,你不知道這兩行的數字都命中的概率,簡直是天文學上的概率啊。”

 

緊緊裹著毛毯的古寺向我抗議道,我知道點點頭說好吧我知道了。

 

暑假結束了,第二個學期剛開始,古寺突然開始來學校上學了。

 

“我爸說,要一直在這個小鎮住下去。”

 

古寺家本來說是半年左右就會搬家,但是好像突然決定要住了下來。

 

“反正我很閒,所以來看看吧。”

 

古寺出席次數很少,就算來學校也不一定上課。然而古寺還是順利從小學畢業了。當然,我和清水也被登載在畢業相冊裡。

 

我們三個上的是一所中學。

 

 

 

,由psycho修改
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